
耳の症状
難聴
「聞こえにくい」と困っていませんか?
生活に必要な音が聞こえず、水を流したままだったり、火の消し忘れが起きる
外出時に車の走行運が聞こえず、危険なことがあった
会話をしていても聞き取りにくく、何度も聞き返してしまう
耳介、外耳道、鼓膜、耳小骨(つち骨、きぬた骨、あぶみ骨)、耳管、鼓室や乳様突起など音の伝導に関係ある部位の病変によって起こる伝音性難聴と、蝸牛から始まる内耳感覚細胞から大脳の聴皮質中枢に至る経路のどこかに障害が生じて起こる感音性難聴、それらが同時に起こる混合性難聴があります。
また、聴覚器に異常を認めないのにもかかわらず、内因的理由によって起こる心因性難聴もあります。

原因と治療方法
原因
●外耳道が異物や耳垢で閉塞して鼓膜に音波の振動が伝わらない状態になっている
●のどや鼻から中耳の中に細菌が入り込んで感染症を起こしている
●ストレスを強く感じる状態が続いている など
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治療方法
耳の中の異物や細菌による感染症などの場合、原因の除去や服薬による治療を行います。
老化や環境要因の場合、生活面でのアドバイスや補聴器の仕様などをいたします。
聴力が改善するかどうかは、原因により異なるため、診断には精密な検査が必要です。

突発性難聴
「突然聞こえなくなった」と困っていませんか
耳が軽く塞がった感じがする
聞こえにくい、または全く聞こえない
耳鳴がする
めまいがする
突発性難聴は、片方の耳が全く聞こえなくなっていたり、軽い眩暈(めまい)を伴って聞こえが悪くなっていたり、様々な形で発症します。
早期からきちんと治療を始めても全例が治るとは限りません。障害の程度が重いほど治りにくいとも言われていますので、耳が何かおかしかったら、できるだけ 早め(7日以内)に耳鼻咽喉科専門医を受診し、きちんと検査、診断、治療を受けることをお勧めします。

原因と治療方法
原因
明確な発症原因は分かっていませんが、ウイルス感染や循環障害、ストレスが原因ではないかと考えられています。

治療方法
治療法は内耳の血行を改善し、障害を受けた細胞を賦活し元に戻すような薬剤を点滴や注射で投与します。
また、障害を受けた聴覚系の腫れ(浮腫)を除くために、コルチコステロイドを飲み薬や点滴、注射で投与します。時により、専門施設において高濃度酸素の充満している部屋またはカプセル内に一定時間はいる高気圧酸素療法や、血行改善のために頚の所の神経節を注射でブロックする星状神経節ブロックなどの治療が検討されることもあります。

補聴器相談
聴力低下は、日常生活に大きな影響を与えます。会話や周囲の音に敏感でなくなり、交流や情報収集が困難になります。補聴器は、このような問題を解決するための有効な手段です。
補聴器を装着することで、会話や環境音をクリアに聞き取ることができ、生活の質を向上させることができます。街のメガネ屋さんや家電量販店などでも購入できますが、購入前・後の調整が大切です。
まずは耳鼻科で聴力検査し、生活環境や身体レベルに合った機種を見つけることができるよう、当院では補聴器相談を行っております。
